魚をバーベキューで本格的にさばいて、塩をふって串うちしてじっくりと炭火で焼き上げる魚の塩焼きは最高です!そんな感じで手順は知っているんだけど、実際に自分でやってみるとなった時にどうしていいかわからない方も多いようです。今回は写真付きで「魚の塩焼き!さばき方と串うちを紹介!【ニジマス・ヤマメを美味しく食べる】」と題しましてご紹介していきます。
何を準備すればいいの!
まずは、最低限準備しておくもののご紹介です。以下のものをご用意ください。
・魚(ニジマス、アユ、ヤマメ、イワナ、アジ等)
・塩(粗塩)
・串
・包丁
・炭
以上になります。たったこれだけの道具で美味しい塩焼きが作れます。塩は間違って雪塩などを用意しないように気をつけてくださいね!粗塩でないと塩っ気が弱く感じてしまいます。それでは早速、準備に取り掛かっていきましょう。
火起こしはお早めに
下処理に入る前に炭に火をつけるのを後回しにしてしまうと、炭に火が回るまでに時間がかかったりします。魚の下処理に入る前に炭をピラミッド状に積み上げ上昇気流でしっかりと炭に火が回るように前もってセッティングしておくことをおすすめします。
絶品の塩焼きは下処理に秘策あり!
それでは、塩焼きをする際の要はやっぱり下処理です。これによって、焼き上がりの味も驚くほど変わってきますので、しっかりと説明していきます。
絞める
大量の魚を絞める際には電気ショッカーが効果的です。通販などでも高額ではありますが、販売があります。電気ショッカーのメリットは大量の魚をストレスを最小限にして絞めることができます。よって、打ち身で傷が付いたり、さばくときに暴れられて落としてしまって傷をつけたりなどの魚と自分へのストレスを最小限にすることができます。
こんな感じの魚たちでも手を突っ込んで一匹ずつ絞めていこうとすると捕まえられなかった他の魚も暴れて飛び出してしまう可能性が大です。
プラスティックのバケツに移す
金属のバケツのまま電気ショッカーを入れてしまうとバケツにも電流が流れて危険なので必ずプラスティックのバケツを準備することをおすすめします。移し終わったら早速、電気アンカーの投入です。
気絶Ω\ζ°)チーン
電気アンカーのパワーで気絶です。これでさばきやすくなります。
内臓処理は美しく
次に内臓処理に入っていきます。電気アンカーが無い方はここから参考にしてください。まず魚は裏返して腹側が上を向くようにしっかりと握ります。そして包丁も反対に持ってお尻の穴から包丁の先を差し込んで、魚のお腹をさいていきます。
お腹を頭の近くまでさいたら、次に顎と口をつないでいる骨を包丁で断ち切ります。エラの部分をしっかりと親指と人差し指で押さえると安定します。方法はやはり刃を上にして刃先をいれていきます。ピンボケ申し訳ございませんm(__)m
顎とエラの部分を切り離したらエラ全体をしっかりと握り、下に向かって思いっきり引っ張っていきます。
エラと内臓はつながっているので上の写真のようにお腹の中から内臓が引っ張り出されてきます。
しっかりと、お尻の方まで引っ張り出したら、内臓は一通りきれいに取られています。
血合いなどが背骨に沿ってべっとりついていることがあるので包丁などで綺麗にコソギとって洗い流しましょう。後々食べる時に断然味が変わってきます。
串うちが腕の見せ所!
次に串うちをしていきます。奇麗な串うちができたらカッコいいですよね(^^♪まずは目の方からエラの上を狙って差し込んでいきます。魚を握っている左手の中指に串を感じたらストップします。あまり強く押し込み過ぎて指を貫通させないように気をつけてください。
ここで一度、魚のボディーを反転させてから魚の左ボディーの皮と身の間を滑らせるように側線と呼ばれる魚のわきにある点々の上側直下に差し込んでいきます。上の写真で背びれの後ろ側直下にでっぱりが少し出ているのですがわかりますでしょうか?白く光沢がかかっている場所の一番端っこの方です。そこまで差し込んだら貫通しないようにストップします。
後は上の写真のように奇麗な形を左手で作り固定しておき、ゆっくりと串を差し込んでいきます。くれぐれも手を指すような事態にならないように。
そして、尻尾の方に向かって貫通させて出来上がりです。尻尾から貫通して出てくるまでは、串は表に出ることなく串を打っていくのがコツです。後は絶対に手に刺さらないように気をつけてゆっくりと串を差し込んでいく事がコツです。
串を打ち終わった魚たちがこんな感じです。串うちしている時に出てくる血合いもありますのでそのへんも再度チェックして取り除けるものは取り除いてください。
塩振り
まずは高い場所から粗塩をまんべんなく振りかけます。
高い位置からまんべんなく塩をふり終わったらお腹の中など、手で塩をしっかりと刷り込んでいきます。
そして、塩がまんべんなく触れていないところがあったら手でしっかりと刷り込んでください。
焼きは遠めの強火!?
それでは、焼きの方に移っていきます。炭火で焼く際にはお腹側から焼いていきます。ヒレなどがこげやすいので、火の場所から少し遠めにしながら強火で遠赤外線効果も利用し焼き上げます。だいたい20分~30分で焼きあがります。
味も一塩!塩焼きに挑戦しよう!!
そんなこんなでおいしい串焼きの完成です。焼き上がりのころ合いは魚から汁が落ちなくなってきた頃が目安です。焦らずじっくり焼くと魚の「ふっわ、ふっわ」で「ホロホロ」の美味しい身を堪能することができます。しかも自分たちで釣った魚を自分たちでさばいて自分たちで串うちまでして焼き上げた塩焼きはそこらに出回っている炉端焼きの焼かなの味とは比較にならないぐあり美味しいです\(^o^)/是非、自分で釣った魚は自分で塩焼きにしてふるまってみてはいかがでしょうか!!