桜島は錦江湾に面しており、釣り場として有名なのが避難港です。桜島周辺で何やら危険なことがあった場合に逃げ込めるようになっており、時計回りに1~20で表示されております。そのどれもが、釣り場としても非常に良質な釣り場となっており、週末や朝まず目、夕まず目には大物を求めてアングラーたちがこぞって訪れています。
桜島避難港6番
今回は、桜島避難港の6番に行ってきた時の釣果と仕掛けなどをご紹介します。桜島の避難港6番は桜島の中でも車で行くと割と手前に位置しています。本島とつながっている部分から左回りに行ってすぐの場所にあります。平日とあっても常にアングラーがいます。今回は何かが釣れればいいなと思い、いくつか、タックルを積み込んでのアプローチです。
朝一発目はイカ狙い
この日に朝一発目に釣れたのはアオリイカです。アオリイカは食べてもおいしく西日本の海でしたらどこでも釣れる人気のターゲットになります。仕掛けも非常にシンプルで、0.6号~1号の道糸に結んだ、1.5号のリーダーにスナップを付けて完成です。そんなお手軽な仕掛けで釣れてしまうのもアオリイカ釣りの魅力です。
誘い方の基本は、まずはキャスティングをして底を取ります。潮などが速くて底が取りにくい場合はエギの号数を大きくして、底が取れるように工夫してください。そこが取れたら、リズムよく2~4回ぐらい竿を大きく縦にあおります。そして、フォールをさせてまた、底を取ります。糸ふけを取ってカーブフォールさせてもいいですし、そのままフリーフォールでも構いませんカーブフォールの方がアタリや底は取りやすいので、初心者の方は糸ふけを取ってからカーブフォールで責めてもいいでしょう。その際に糸が急にでなくなったり、走ったりしたらアタリです。しっかりと合わせましょう。あまり何回も煽って合わせると足などにかかっている場合は切れたりもするので注意が必要です。
錦江湾のオオモンハタ
錦江湾ではハタ科の魚もたくさん釣れます。今回はオオモンハタが釣れました。その際の仕掛けもエギングでも使用したタックルをそのまま利用します。スナップにシマノのネガカリノタテにトレーラーとしてブリームキャッチャーを使用して岩場やゴロタバになっているエリアにキャスティングをします。根がかりする恐れもありますが、ネガカリノタテはそんな根がかりを極限まで減らしてくれます。なので、初心者の方でも根がかりを恐れずにキャスティング可能になっています。
そんなゴロタバや岩場にはもちろんハタ科の魚も身を隠していますので、目の前をおいしそうなエサが通れば必然的にバイトしてきて釣れてしまいます。この日は限られた短い時間だけでしたが、本気で根魚だけを狙ったら数はそこそこ稼げると思います。また、ハタ科の魚は食べてもすごくおいしいです。ぜひ持って帰ってキャッチアンドイートで堪能してください。
錦江湾のメバル
錦江湾ではオカッパリで5目釣りも楽しめるのではないかというぐらいなんでも釣れてしまいます。次はカサゴやメバルを狙うためにジグヘッドに2.5インチのワームをセットします。そして釣れたのがこちらのメバルです。こちらも基本的な仕掛けは同様で、ルアーをジグヘッドに変えただけです。ちょっとした変化を加えるだけで、同じ釣り場でも違った魚が釣れてとても楽しいです。しかも竿とリールは同じものを使用しています。ロッドは自作ロッドの7.8ftのミディアムになります。リールはシマノのエクスセンス2500になります。因みに誘い方です、キャスティングしてやはり、底が取れたら取ります。もしくは壁際を狙ってください。後はただ巻きをしたり、たまに止めてフォールをさせたりするとガツンとあたってきます。すぐにわかるアタリです。初心者の方でも非常にとっつきやすい釣りです。
錦江湾は魚種が豊富
鹿児島県の錦江湾はとても水産資源が豊富で、多種多様な魚種であふれかえっております。真鯛にブリ、シーバスなどといったルアーフィッシングでも人気のあるターゲットもいっぱいつられております。そんなルアーだけではなく、フカセ釣りにおいてもクロダイやクロなどといったターゲットも豊富なうえに季節によって釣れる魚たちも変わってきます。そんな錦江湾に近所の人は暇つぶしに、遠方の方はしっかりと準備をして遠征に訪れてもいいぐらい楽しい釣り場です。鹿児島は観光名所も多いので、旅行ついでに釣りをすることも考えてみてはいかがでしょうか。