1. はじめに:2025年、若洲海浜公園はこう変わる!東京湾の楽園を遊び尽くす完全ガイド

東京湾に浮かぶ、都会の喧騒を忘れさせてくれるオアシス、若洲海浜公園。東京ゲートブリッジの雄大な景色を望みながら、海釣り、キャンプ、サイクリング、ゴルフと多彩なアクティビティが楽しめるこの場所は、家族連れから本格的なアウトドア愛好家まで、多くの人々を魅了し続けています。
しかし、2025年にこの公園を訪れる計画を立てているなら、絶対に知っておくべき重要な変更点があります。特に、公園利用者の多くが関わる駐車場の料金システムが2025年4月から大きく改定されるのです。
この記事では、どこよりも詳しく、そして正確に、2025年の最新情報に基づいた若洲海浜公園の完全ガイドをお届けします。料金が改定される駐車場の詳細な情報はもちろん、多くの釣り人が戸惑う「投げ釣り」や「撒き餌」に関する公式ルール、電車やバスでのスマートなアクセス方法、売店やトイレといった施設の詳細まで、あなたの「知りたい」をすべて網羅しました。
このガイドを読めば、若洲海浜公園での一日を最大限に、そしてスムーズに楽しむための準備は万全です。さあ、東京湾の楽園を120%遊び尽くすための旅を始めましょう。
2. 若洲海浜公園の基本情報:行く前に知っておきたいこと一覧

若洲海浜公園は、正確には東京都が管理する「都立若洲海浜公園」と、江東区が管理する「区立若洲公園」が隣接した広大なエリアです。キャンプ場や海釣り施設の一部は区立公園側にあります。訪れる前に、基本的な情報を確認しておきましょう。
項目 | 詳細 | 関連情報 |
正式名称 | 東京都立若洲海浜公園 / 江東区立若洲公園 | ゴルフリンクスは都立、キャンプ場は区立の施設です。 |
住所 | 〒136-0083 東京都江東区若洲3-2-1 | 公園全体がこの住所に含まれます。 |
電話番号 | 公園管理: 03-3522-3225 / キャンプ場: 03-5569-6701 | 目的別に問い合わせ先が異なります。 |
開園時間 | 常時開園 | ただし、海釣り施設やキャンプ場など、施設ごとに利用時間が定められています。 |
休園日 | 年末年始 (12/29~1/3) | 有料施設は毎週火曜日が定休です(祝日の場合は翌日)。春休み・夏休み期間は無休となります。 |
公式サイト | https://www.tptc.co.jp/park/03_07 | 最新の混雑状況などもこちらで確認できます。 |
3. 【2025年最新】若洲海浜公園へのアクセス完全ガイド

若洲海浜公園へのアクセスは、車と公共交通機関のどちらも利用可能です。しかし、特に車で訪れる方は2025年からの大きな変更点を必ず把握しておく必要があります。
3.1. 車でのアクセスと駐車場情報【重要:2025年4月から料金改定!】
公園には主に2つの大きな駐車場があり、目的地によって利用する駐車場が異なります。そして、そのうちの一つが2025年4月から料金体系を大きく変更します。
駐車場の場所と収容台数
- 江東区立若洲公園駐車場 (タイムズ若洲公園): 海釣り施設やキャンプ場、サイクリングロードに最も近い駐車場です。普通車約489台を収容可能で、24時間営業のため夜釣りにも対応しています。
- 都立若洲海浜公園駐車場: 若洲ゴルフリンクス利用者に便利な駐車場です。収容台数は322台です。
【最重要】2025年4月からの料金改定
これまで多くの釣り人やキャンパーに重宝されてきた「江東区立若洲公園駐車場」の料金が、2025年4月より改定されます。
料金体系 | 2025年3月31日まで (現行) | 2025年4月1日から (工事期間中) |
時間単価 | 1回 500円 | 最初の1時間 400円、以降60分ごと 100円 |
最大料金 | 1回 500円 | 駐車後24時間 最大1,000円 |
この変更は、公園の利用スタイルに大きな影響を与えます。これまで長時間利用する釣り客やデイキャンプ利用者は、一律500円という非常にリーズナブルな料金で駐車できました。しかし、改定後は最大料金が1,000円となり、実質的に2倍の負担となります。この料金体系は、すでに運用されている都立若洲海浜公園駐車場(タイムズ運営)と同じものです。この料金統一は、公園全体の管理運営をシンプルにし、利用者にとっての分かりやすさを向上させる目的があると考えられますが、長時間滞在を計画している方は、このコスト増を念頭に置く必要があります。
駐車場の混雑情報と対策
土日祝日は非常に混雑し、午前10時の時点でも満車になることが珍しくありません。特に気候の良いシーズンは早めの到着が必須です。
- 対策1:早朝に到着する: 確実に駐車するためには、朝8時前には到着するのが理想です。
- 対策2:公共交通機関を利用する: 満車が予想される場合は、後述する新木場駅周辺のコインパーキングに車を停め、バスでアクセスする方法も有効です。
- 対策3:臨時駐車場: 混雑が激しい日には、無料で利用できる臨時駐車場が開設されることがあります。公式サイトなどで情報を確認しましょう。
3.2. 電車とバスでのアクセス方法
公共交通機関を利用する場合の拠点は「新木場駅」です。JR京葉線、東京メトロ有楽町線、りんかい線が乗り入れており、アクセスは非常に便利です。
新木場駅からは都バスを利用しますが、公園内の目的地によって降りるバス停が異なるため注意が必要です。これは初めて訪れる人が間違いやすいポイントなので、しっかり確認してください。
利用バス
- 路線: 都バス 木11甲系統
- 行き先: 若洲キャンプ場前 行き
目的地別の降車バス停
目的地 | 降車バス停 | 新木場駅からの所要時間 | バス停からの徒歩 |
海釣り施設・サイクリングロード・キャンプ場 | 若洲キャンプ場前 (終点) | 約15分 | 約5分 |
若洲ゴルフリンクス | 若洲ゴルフリンクス前 | 約7分 | 約2分 |
このように、ゴルフ目的の方と、釣りやキャンプ目的の方では降りるバス停が異なります。間違えて手前の「若洲ゴルフリンクス前」で降りてしまうと、海釣り施設まで15分以上歩くことになるため、バスの車内アナウンスをよく聞いておきましょう。
4. 施設徹底ガイド:売店・トイレからキャンプ場まで

広大な敷地内には、利用者が快適に過ごすための施設が整っています。
4.1. 売店とレンタルサービス
公園の管理施設内には小さな売店があります。ここでは釣り餌や簡単な仕掛け、スナック、飲み物などを購入できます。特に重要なのは、ここで販売されている釣り餌は、後述する「撒き餌禁止」のルール下でも使用が認められていると解釈されている点です。
また、手ぶらで訪れても釣りが楽しめるように、充実したレンタルサービスが用意されています。竿、リール、仕掛け、餌がセットになったサビキ釣りセットが約2,000円でレンタル可能で、初心者や家族連れには最適です。
4.2. トイレ情報
若洲海浜公園はトイレの数が非常に充実しているのが特徴です。サイクリングロード沿いやキャンプ場内に多数点在しており、混雑時でもほとんど待つことなく利用できます。清潔に管理されており、小さなお子様連れでも安心して利用できるのは嬉しいポイントです。
4.3. キャンプ場・バーベキュー施設
都内で気軽にキャンプやバーベキューが楽しめる貴重な場所です。利用には事前の予約が必須なので注意しましょう。
- 利用料金:
- 日帰り: 大人 300円 / 小人 150円
- 宿泊 (1泊2日): 大人 600円 / 小人 300円
- 予約: 必須
- 重要ルール:
- ゴミは全て持ち帰り。
- 地面で直接火をおこす「直火」は禁止。
- 火の使用は21時まで。
- ペットを連れての入場はできません。
5. 若洲海浜公園【釣り完全攻略】:最重要ルールと釣果アップの秘訣

若洲海浜公園は都内有数の人気釣りスポットですが、独自のルールが存在します。これを知らないと、他の利用者に迷惑をかけたり、トラブルの原因になったりするため、必ずマスターしておきましょう。
5.1. 【最重要】知らないとトラブルに!投げ釣り・撒き餌の公式ルール
若洲海浜公園で最も誤解されやすいのが、「投げ釣り」と「撒き餌」に関するルールです。
「投げ釣り」のルール:オーバースローは禁止、アンダースローはOK
公式サイトには「投げ釣り(振りかぶって投げる、横から投げる釣り)は禁止です」と明記されています。これは、公園内に多くの釣り人以外の一般利用者がいるため、後方を気にせず竿を振りかぶることで、通行人に釣り針やオモリが当たる事故を防ぐための安全対策です。
しかし、これは全ての「投げる」行為を禁止しているわけではありません。竿を下からそっと投げる**「アンダースロー(通称:ちょい投げ)」は許可されています**。周囲の安全を十分に確認した上で、軽く仕掛けを投入しましょう。同様の理由で、ルアーをオーバースローやサイドスローで投げることも禁止されています。
「撒き餌」のルール:ばら撒きは禁止、カゴや団子はOK
「撒き餌は使用禁止です」というルールも、多くの釣り人を悩ませます。これは、魚を集めるためのコマセ(アミエビなど)を無秩序に海へばら撒く行為を指します。広範囲に餌が拡散すると、水質汚濁の原因となるため、環境保全の観点から禁止されています。
ただし、これも例外があります。
- コマセカゴの使用: 網やカゴにコマセを入れて、ピンポイントで餌を効かせる方法は許可されています。
- 公園売店の餌: 公園の売店で販売されている「オキアミダンゴ」のような、まとまった形の餌を投げ込むことも許容されています。
要するに、「餌を広範囲にばら撒かず、仕掛けの周辺に留める工夫」が求められていると理解するのが正解です。
その他の重要ルール
- 竿の本数: 混雑時は一人2本まで。
- 利用時間: 海釣り施設(防波堤部分)は6時から21時まで。人工磯と護岸は24時間釣りが可能です。
5.2. 季節別!若洲海浜公園で釣れる魚カレンダー
若洲海浜公園は、季節によって様々な魚を狙える魚影の濃い釣り場です。釣行計画の参考にしてください。
魚種 | 春 (3-5月) | 夏 (6-8月) | 秋 (9-11月) | 冬 (12-2月) | 主な釣り方 |
アジ | △ | ◎ | ◎ | △ | サビキ釣り、アジング |
イワシ | △ | ◎ | ◎ | △ | サビキ釣り |
サバ | △ | ◎ | ◎ | △ | サビキ釣り |
シーバス | △ | ◎ | ◎ | △ | ルアー、泳がせ釣り |
クロダイ | △ | ◎ | ◎ | △ | ヘチ釣り、フカセ釣り |
カサゴ・メバル | △ | △ | ◎ | ◎ | ヘチ釣り、ルアー(メバリング) |
シロギス | ◎ | ◎ | △ | – | ちょい投げ |
カレイ | – | △ | △ | ◎ | ちょい投げ |
ハゼ | △ | ◎ | ◎ | △ | ちょい投げ |
◎: 最盛期、△: 狙える、–: シーズンオフ
5.3. 初心者・家族連れ向け!サビキ釣り入門と注意点
初めて釣りをする方や、小さなお子様連れのファミリーに最もおすすめなのが「サビキ釣り」です。夏から秋にかけて、アジ、イワシ、サッパなどが簡単に釣れ、子供たちも飽きずに楽しめます。
- 手ぶらでOK: 公園のレンタルタックルを利用すれば、何も持たずに釣りを始められます。
- 安全な釣り場: 海釣り施設には高さ1mほどの頑丈な柵が設置されており、子供が誤って海に落ちる心配が少なく、安心して楽しめます。
- 釣果のポイント: 朝夕の「マズメ時」と呼ばれる時間帯が最も魚の活性が高く、釣果が期待できます。
- 豆知識: 釣れたサッパなどには、「サッパノギンカ」という寄生虫が付いていることがありますが、人体には無害です。見た目に驚くかもしれませんが、魚から取り除けば問題なく食べられます。
6. 若洲海浜公園の周辺情報:食事・コンビニ・釣具店
若洲海浜公園はレジャー施設が中心で、周辺に商業施設は多くありません。食事や買い出しは計画的に行う必要があります。
- 食事処: 公園内で食事ができるのは、ゴルフリンクス内のレストランか、キャンプ場の軽食スタンド(ヒーローバーベキュー キッチン)に限られます。しっかりとした食事をとりたい場合は、新木場駅周辺の飲食店を利用するのが良いでしょう。駅周辺には牛丼チェーンや居酒屋などが複数あります。
- コンビニ: 公園から最も近いコンビニは「ファミリーマート ポートストア若洲店」です。飲み物やお弁当はもちろん、簡単な釣り具やバーベキュー用品も扱っており、非常に便利です。
- 釣具・釣り餌:
- 緊急時: 上記のファミリーマートや、園内の売店で最低限のものは揃います。
- 生き餌の調達: 本格的な釣りをする上で重要な「生き餌(青イソメなど)」は、公園周辺では手に入りにくいです。新木場駅方面にある「セブンイレブン新木場3丁目店」など、一部のコンビニでは生き餌を販売しています。これは釣り人にとって非常に価値のある情報なので、覚えておきましょう。
7. よくある質問(FAQ)
Q: 夜釣りはできますか?
A: はい、可能です。メインの防波堤は21時に閉鎖されますが、「人工磯」と「柵付き護岸」エリアは24時間釣りができます。駐車場も24時間利用できるため、夜釣りの環境は整っています。
Q: 釣具のレンタルはありますか?
A: はい、あります。初心者向けのサビキ釣りセット(竿、リール、仕掛け、餌)が約2,000円でレンタルできます。
Q: ペットを連れて入れますか?
A: いいえ、キャンプ場内へのペットの同伴は禁止されています。公園の他のエリアについても、他の利用者に配慮が必要です。
Q: 混雑する時間帯はいつですか?
A: 土日祝日は終日混雑しますが、特に午前10時〜午後3時頃がピークです。駐車場は午前中に満車になることが多いです。公式サイトでは海釣り施設の混雑状況を「空き」「やや混雑」「混雑」の3段階でリアルタイムに表示しているので、訪れる前に確認することをおすすめします。
8. まとめ:若洲海浜公園を120%楽しむための最終チェックリスト
若洲海浜公園は、都心からわずかな距離で豊かな自然と多彩なレジャーを満喫できる素晴らしい場所です。最後に、公園を最大限に楽しむためのチェックリストを確認しましょう。
- 駐車場の新料金を計画に含める: 2025年4月以降に車で訪れるなら、新しい時間料金制(24時間最大1,000円)を念頭に予算を立てましょう。週末は早めの到着が鉄則です。
- 釣りの重要ルールを再確認: 「振りかぶる投げ釣りは禁止、ちょい投げはOK」「撒き餌のばら撒きは禁止、カゴ使用はOK」。この2点を守って、安全でクリーンな釣りを楽しみましょう。
- 正しいバス停で降りる: 公共交通機関を利用する際は、自分の目的地(釣り・キャンプ場か、ゴルフ場か)に応じたバス停で降りることを忘れないでください。
- 食事と飲み物は準備を: 公園内に飲食店は限られます。事前に購入していくか、最寄りのコンビニの場所を把握しておきましょう。
- 公式サイトで最新情報をチェック: 出かける前には、公式サイトで海釣り施設の混雑状況やイベント情報を確認するのがスマートな楽しみ方です。
このガイドが、あなたの若洲海浜公園での素晴らしい一日の助けとなることを願っています。