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北上川下流の6月釣りガイド!シーバス・バス・ナマズ・ライギョの釣果情報と初心者向け攻略法

6月の北上川下流域は、雪代も落ち着き、水温も上昇し、多くの魚種が活発に動き出す絶好の釣りシーズンを迎えます。特にシーバス、ブラックバス、ナマズ、ライギョといった人気のターゲットが狙えるようになり、初心者からベテランまで楽しめる時期と言えるでしょう。この記事では、北上川下流(追波川、旧北上川を含む)をメインに、6月に釣れる魚の種類、具体的なポイント、釣り方、そして初心者にも分かりやすいタックルや注意点について詳しく解説します。

6月の北上川下流域で狙える主な魚種と近況

6月の北上川下流域では、多様な魚種がアングラーを楽しませてくれます。最近の釣果情報によると、特に以下の魚たちが活発です。

  • シーバス(スズキ): 河口部を中心に、ベイトフィッシュを追って活発に捕食します。特に雨後や潮の動きが良いタイミングで釣果が期待できます。
  • ブラックバス: アフタースポーンから回復し、積極的にエサを追い始める個体が増えてきます。カバー周りや流れ込みが狙い目です。
  • ナマズ: 梅雨時期に入り、田植えの水と共に用水路などにも遡上し、活性が高まります。夜釣りが特に面白いターゲットです。
  • ライギョ: 水温上昇とともに活性が上がり、水草の多いエリアなどで迫力のあるバイトを見せてくれます。

これらの魚種は、北上川本流下流域だけでなく、追波川や旧北上川といった支流や接続水域でも狙うことができます。それぞれの魚種に合わせた釣り方やポイント選びが釣果を左右する鍵となります。

北上川下流域(追波川・旧北上川含む)主要釣りポイント概要

北上川下流域は広大で、本流、追波川、旧北上川とそれぞれに魅力的なポイントが点在します。ここでは代表的なエリアとその特徴を紹介します。

北上川本流下流域のポイント

北上川本流の下流域、特に石巻市や登米市周辺は、シーバスやブラックバスの好ポイントが多数存在します。

  • 北上大堰周辺: シーバスやサクラマスの実績が高い人気ポイントです。堰の直下200mは釣り禁止区域なので注意が必要ですが、その下流側はカケアガリや捨て石が絡む複雑な地形で、魚が付きやすいです。特に左岸側は水深があり、魚が溜まりやすいとされています。駐車場やトイレは、周辺の施設(例:道の駅など)を利用できる場合がありますが、ポイントによっては整備されていない場所も多いです。
  • 橋脚周り: 川に架かる橋の橋脚は、流れの変化を生み出し、シーバスやブラックバスが好んで着くストラクチャーです。特に夜間は明暗部が絡むと絶好のポイントになります。
  • 合流点: 支流との合流点はベイトフィッシュが集まりやすく、それを狙うフィッシュイーターも集まります。流れのヨレや反転流を探るのがセオリーです。

追波川(新北上川)のポイント

追波川は北上川の分流で、河口部は追波湾に繋がり、シーバスの魚影が濃いエリアとして知られています。

  • 河口域: シーバスの回遊ルートであり、特に潮の動きが良い時間帯や、雨後の濁りが入ったタイミングはチャンスです。アミ、イナッコ、サヨリなどがベイトとなります。広範囲を探る必要があり、その日の状況に合わせたルアーローテーションが重要です。
  • 水門周り: 追波川には複数の水門があり、その周辺は流れの変化やベイトの集積が見られ、シーバスの好ポイントとなります。
  • 駐車・トイレ: 追波湾周辺には駐車場やトイレが整備されている場所もありますが、具体的な釣りポイント直近にあるとは限りません。事前に確認が必要です。

旧北上川のポイント

旧北上川は、本流に比べて川幅が狭まる箇所もあり、変化に富んだ流れが特徴です。シーバスやブラックバス、ナマズなどが狙えます。

  • 石巻市内: 市街地を流れる区間もあり、護岸された足場の良いポイントや、橋脚周りが狙い目です。特に「いしのまき元気いちば」周辺や、日和大橋より上流部などが知られています。ただし、日和大橋から下流は釣り禁止区域です。
  • 中流域~上流域: 蛇行や淵、瀬が連続し、自然豊かなポイントが多く残ります。藪漕ぎが必要な場所もあり、竿抜けポイントも期待できます。ストラクチャー(沈み根、倒木など)周りが有望です。
  • 駐車・トイレ: 石巻市内中心部では駐車場やトイレが見つけやすいですが、郊外や自然河川区間では限られます。

ポイント選定のヒント: 6月は雨による増水や濁りが発生しやすい時期です。適度な濁りは魚の警戒心を解き、釣果に繋がることがありますが、過度な増水や濁りは危険を伴うため注意が必要です。流れ込みや合流点は、増水時にベイトが集まりやすく、特に有望なポイントとなります。

6月の北上川下流 人気魚種別攻略法

ここでは、6月に北上川下流域で人気のターゲット、シーバス、ブラックバス、ナマズ、ライギョの基本的な釣り方と6月ならではのコツ、おすすめルアーを紹介します。

シーバス釣りの基本と6月のコツ

6月のシーバスは産卵後の体力回復期にあたり、活発にベイトを追います。特に梅雨時期は雨による濁りや水温変化で高活性になることがあります。

  • タックル(初心者向け):
    • ロッド: 8~9フィートクラスのシーバスロッド(ML~Mクラス)。
    • リール: スピニングリール3000~4000番。
    • ライン: PEライン0.8~1.5号に、フロロカーボンリーダーの16~30lbを結束。FGノットなどの摩擦系ノットで結束するのが基本ですが、慣れないうちは電車結びやオルブライトノットでも対応可能です。
  • 6月におすすめのルアー:
    • ミノー: フローティングミノーやシンキングミノーを使い分けます。サイズは9cm~12cm程度が標準的。雨後の濁りがある場合は、アピール力の高いカラー(チャート系、ゴールド系など)も有効です。メガバス「X-80マグナム+1」やダイワ「サイレントアサシン129F」などが実績ルアーとして挙げられています。
    • バイブレーション: 広範囲を探る、あるいは深場を攻める際に有効。リフト&フォールやただ巻きで誘います。
    • シンキングペンシル: 表層から中層をゆっくり探るのに適しています。
    • ブレードベイト・スピンテールジグ: アミパターンやイナッコパターンに有効。ダイワ「モアザン リアルスピンST21g」や「モアザン シャロースピン74」などが夏の追波川でおすすめされています。
    • ワーム: 食い渋り時に有効。ジグヘッドリグやテキサスリグで使用します。
  • 釣り方の基本:
    • ポイント: 橋脚周り、排水溝周り、堤防の先端や際、ゴロタ場、流れの合流点、水門周りなど、変化のある場所を狙います。
    • 時間帯: 朝マズメ、夕マズメが基本ですが、6月は梅雨のローライトコンディションであれば日中でもチャンスがあります。
    • 潮回り: 大潮や中潮の満潮・干潮前後など、潮が大きく動くタイミングが狙い目です。特に下げ潮の流れが効いている時はチャンスが増えます。
    • アクション: ルアーの種類によって異なりますが、「ただ巻き(一定速度で巻く)」が基本。時折ストップ&ゴーやトゥイッチ(竿先を小さく動かす)を入れるのも効果的です。レンジコントロール(ルアーを泳がせる深さの調整)も重要です。
  • 6月の北上川シーバスのベイト(エサ): 6月の北上川水系では、イナッコ(ボラの稚魚)、アミ(小型の甲殻類)、ハク(ボラの幼魚)、エンピツサヨリなどが主なベイトとなります。「みやぎの釣り日記」ブログによれば、6月上旬に北上川で釣れたシーバスの胃からイサザアミが確認されたとのことで、アミパターンになっている可能性も示唆されています。このようなマイクロベイトを捕食している場合は、小型のシンキングペンシルやブレード系ルアー、ワームなどが有効になります。

シーバス釣りの詳細については以下の記事も参考にしてみてください。

【2025年版】シーバス釣りの完全ガイド!初心者向け釣り方(ルアー・餌)の種類とコツを徹底解説

ブラックバス釣りの基本と6月のコツ

6月のブラックバスは、スポーニング(産卵)後の回復期(アフタースポーン)に入り、体力をつけるために積極的にエサを捕食し始めます。梅雨時期のローライトや雨による濁りは、バスの警戒心を解き、シャロー(浅場)での釣果が期待できる好機となります。

  • タックル(初心者向けおかっぱり):
    • ロッド: 6~7フィート前後のスピニングロッド(L~MLクラス)またはベイトロッド(Mクラス)。
    • リール: スピニングリール2000~2500番、またはベイトリール。初心者はトラブルの少ないスピニングタックルがおすすめです。
    • ライン: フロロカーボンライン4~12lb、またはPEライン0.6~1.2号にリーダー。
  • 6月におすすめのルアー・ワーム:
    • トップウォーター: ポッパー、ペンシルベイト、ノイジー系、フロッグなど。梅雨時のローライトな状況や朝夕マズメに効果的です。
    • 巻物系ルアー: クランクベイト、スピナーベイト、チャターベイトなど。濁りが入った時にアピール力が高く有効です。
    • ワーム:
      • 高比重ワームのノーシンカーリグ: カバー撃ちやスローな誘いに。
      • ストレートワーム(ネコリグ、ワッキーリグ): 食い渋ったバスに効果的。
      • クロー系・ホッグ系ワーム(テキサスリグ、フリーリグ): ザリガニなどを捕食しているバスに。ケイテック「スイングインパクト」のシルバーカラーなどが実績あり。
      • シャッドテールワーム: ただ巻きやジグヘッドリグで広範囲を探るのに便利。
  • 釣り方の基本とおかっぱりのコツ:
    • ポイント: アシ際、杭、水門、流れ込み、ウィードエリア、オーバーハング(岸から張り出した木や草)、岩盤などが狙い目です。おかっぱりでは、まず足元から丁寧に探ることが重要です。
    • アフタースポーンのバスの付き場: 体力を消耗したバスは、無理に動き回らず、カバーの陰や中層でじっとしていることがあります。そのため、移動距離が少なくてもエサを捕食しやすいストラクチャーやブレイクラインを丁寧に探るのが基本です。
    • アクション: ワームの場合、ノーシンカーリグでゆっくりフォールさせたり、ズル引きしたり、シェイクしたりと、スローな誘いが有効なことが多いです。濁りが入った場合は、スピナーベイトやクランクベイトのただ巻きでアピールするのも効果的です。
    • 6月の雨と濁りの活用: 梅雨時期の雨はバスの活性を上げることが多く、特に雨の降り始めや適度な濁りはチャンスです。増水によってできた新たな流れ込みやカバーは一級ポイントになり得ます。

ブラックバス釣りについては以下の記事も参考にしてみてください。

【完全ガイド】スモールマウスバス釣りの始め方!初心者向け釣り方・ルアー・タックル徹底解説

ナマズ釣りの基本と6月のコツ

6月はナマズの活性が非常に高まる時期です。田植えが始まり、用水路に水が入ることでナマズの行動範囲も広がります。特に夜釣りでのトップウォーターゲームはエキサイティングです。

  • タックル(初心者向け):
    • ロッド: 6~7フィート程度のバスロッド(M~MHクラス)のベイトタックルが扱いやすいです。ナマズ専用ロッドもおすすめです。
    • リール: ベイトリール。
    • ライン: PEライン3~5号、またはナイロンライン20lb以上。PEラインの場合は、ナマズの歯ズレ対策として60lb程度のナイロンリーダーを接続すると良いでしょう。
  • 6月におすすめのルアー:
    • トップウォータールアー: これがナマズ釣りの醍醐味。音と波動でアピールするノイジー系が主体です。
      • カップ系: ジッターバグタイプ。例:ダイワ「ふく鯰」、スミス「キャタピー」/「キャタピークリッカー」。
      • 羽根モノ(クローラーベイト): 水面をバタバタと泳ぎアピール。
    • ラバージグ: 日中やトップウォーターに反応がない時に。トレーラーワームにエビフレーバーを付けるのも効果的です。
  • 釣り方の基本と夜釣りのコツ:
    • ポイント: 小河川、用水路、流れ込み、水門周り、橋脚、アシ際、ウィードの切れ目などが狙い目です。特に水深50cm程度の浅い場所にも潜んでいることがあります。
    • 時間帯: 夕マズメから夜間がゴールデンタイム。日中でもシェード(日陰)やカバーの奥を狙えば釣れることがあります。
    • アクション: トップウォータールアーは、基本的には「ただ巻き」でOK。ルアーが水面で音や波紋を立てるようにリトリーブします。ナマズは捕食が下手なため、バイトがあってもすぐにはフッキングせず、重みが乗るまで待つのがコツです。ラインスラック(糸のたるみ)を意識すると、吸い込み系のバイトに対応しやすくなります。
    • 夜釣りの注意: ヘッドライトは必携。足元や周囲の安全確認に役立ちます。ナマズの目にライトを直接当てても釣果に影響は少ないとされていますが、他の釣り人への配慮は必要です。
    • ナマズの活性の見極め: ナマズは夜行性ですが、日中に姿を見かけることもあります。その際、ヒゲが前を向いていれば活性が高いサインかもしれません。もし日中にナマズを見つけたら、ヒゲの向きを観察してみるのも面白いでしょう。夜釣りのポイント選びの参考にもなるかもしれません。

鯰釣りについて詳細を知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。

【ナマズ釣り初心者完全ガイド】始め方から釣り方のコツ、おすすめタックルまで徹底解説!

ライギョ釣りの基本と6月のコツ

ライギョは6月になると水温の上昇とともに活性が上がり、特に水草の多いエリアで迫力のあるバイトが楽しめます。

  • タックル(初心者向け):
    • ロッド: ライギョ専用ロッド、または非常にパワーのあるバスロッド(H~XHクラス)。
    • リール: 太いラインを巻ける頑丈なベイトリール。
    • ライン: PEライン6~10号。リーダーは基本的には不要か、ごく短いショックリーダーを使用します。
  • 6月におすすめのルアー:
    • フロッグ: ライギョ釣りの代名詞。中空ボディでウィードレス性能が高いものが必須です。市販フロッグの多くは、浸水対策やフックアイの強化などのチューニングが必要です。スミス「グロッサORG」はパッケージから出して使えるとされています。
  • 釣り方の基本:
    • ポイント: ヒシモやハスなどの水生植物が水面を覆うような場所、アシ際、用水路、池などが主なポイントです。
    • アクション: フロッグを水草の上やポケット(水草の隙間)にキャストし、水面でアクションさせます。ドッグウォーク(左右に首を振る動き)やシェイク、ポーズを組み合わせて誘います。
    • サイトフィッシング: ライギョは呼吸のために水面に上がってくることがあるため、魚影を確認して狙うサイトフィッシングも有効です。
    • アワセ: バイトがあったら、一呼吸おいてから(ライギョがルアーをしっかり咥え込むのを待って)、力強くフッキングします。「鬼アワセ」と呼ばれるほど、強烈なアワセが必要です。
    • ランディングと注意: ライギョは歯が鋭く、顎の力も強いため、ランディングやフックを外す際は専用の道具(マウスオープナー、ロングノーズプライヤー)を使用し、細心の注意を払います。フックはバーブレス(カエシのないもの)が推奨されます。
  • ライギョ釣りの奥深さ: ライギョ釣りは、単にルアーを投げて巻くだけでなく、魚の気配を読み、カバーのわずかな変化を見つけ出し、正確なキャストでピンスポットを狙うなど、「狩り」に近い要素があります。水面が植物で覆われているような場所では、ライギョが呼吸のために空けた穴(呼吸孔)や、捕食音、水草の揺れなど、些細な情報から魚の存在を推測します。この観察力と集中力が釣果に直結するため、初心者にとっては難易度が高いと感じるかもしれませんが、その分、一匹との出会いは格別なものとなるでしょう。

6月の北上川下流 人気魚種別 おすすめルアー&釣り方早見表

魚種おすすめルアータイプ具体的なルアー例(製品名など)基本的な釣り方ワンポイントアドバイス(6月)
シーバスミノー(9~12cm)、バイブレーション、シンキングペンシル、ブレード系、ワームメガバス「X-80マグナム+1」、ダイワ「サイレントアサシン129F」、ダイワ「モアザン リアルスピンST21g」ただ巻き、リフト&フォール、ストップ&ゴー。橋脚、流れ込み、明暗部などを狙う。雨後の濁りや朝夕マズメがチャンス。ベイト(イナッコ、アミ等)に合わせたルアー選択が重要。
ブラックバストップウォーター(ポッパー、フロッグ等)、クランクベイト、スピナーベイト、ワーム(ノーシンカー、ネコリグ、テキサスリグ等)ケイテック「スイングインパクト」カバー撃ち、ストラクチャー周りを丁寧に。巻物系は広範囲サーチ。アフタースポーン回復期。梅雨のローライト時はシャローが熱い。流れ込みや濁りを意識。
ナマズトップウォーター(ノイジー系:カップ、羽根モノ)ダイワ「ふく鯰」、スミス「キャタピー」夜間に用水路や流れ込みをただ巻き。音と波動でアピール。6月は高活性期。トップへの反応が良い。バイトがあっても焦らず重みが乗ってからアワセる。
ライギョ中空フロッグスミス「グロッサORG」(チューニング不要とされる例)水草エリアやカバー際を狙う。ドッグウォークやポーズで誘う。サイトフィッシングも。水温上昇で活性アップ。呼吸や捕食音を見逃さず、力強いタックルで挑む。フックはバーブレス推奨。

釣り初心者のための準備と心構え

安全に楽しく釣りをするためには、事前の準備と心構えが大切です。

これだけは揃えたい!基本の釣り道具(タックル)

対象魚によって最適なタックルは異なりますが、ここでは初心者が最初に揃えやすい汎用的なものを中心に紹介します。

  • 竿(ロッド)とリール:
    • 川でのルアー釣り入門としては、6~7フィート(約1.8~2.1m)のスピニングロッドと、2000~2500番程度のスピニングリールが扱いやすいでしょう。シーバスを本格的に狙うなら、8~9フィートの専用ロッドと3000~4000番リールがおすすめです。
    • 初心者向けのセット品も手軽ですが、少し予算を足して釣具メーカーのエントリーモデルを選ぶと、長く使えて釣りの楽しさも増すでしょう。特にターゲットとする魚種が決まっている場合は、その魚に合わせた専用タックルの方が、操作性や耐久性の面で有利です。例えば、シーバスロッドは大型魚の引きにも耐えられ、ルアーを遠投する能力にも優れています。
  • ライン(釣り糸):
    • ナイロンラインは扱いやすく初心者向けですが、ルアー釣りでは感度と強度に優れるPEラインにリーダー(フロロカーボンやナイロン)を結束するのが一般的です。
  • 仕掛け・ルアー: 前述の魚種別攻略法を参考に、まずは数種類から揃えてみましょう。
  • 小物類:
    • プライヤー: フックを外す際に必須です。
    • ハサミ: ラインを切るために必要です。
    • タモ網(ランディングネット): 大物が掛かった時や足場の高い場所では必須です。
    • ヘッドライト: 夜釣りや早朝・夕方の釣りに不可欠です。
    • 水汲みバケツ: 手を洗ったり、釣った魚を一時的に活かしたり、釣り場を清掃するのに便利です。
    • クーラーボックス: 飲み物や釣った魚を保冷するのに役立ちます。

安全第一!釣行時の服装と持ち物

安全で快適な釣りを楽しむために、服装と持ち物にも気を配りましょう。

  • 服装:
    • 動きやすい服装を基本に、季節や天候に合わせ調整します。
    • 帽子: 日差し避け、熱中症対策に必須です。
    • サングラス(偏光グラス): 目の保護に加え、水中の様子が見やすくなり釣果アップにも繋がります。
    • 長袖・長ズボン: 日焼け対策、虫刺されや草木による擦り傷の予防になります。
    • レインウェア: 6月は梅雨時期なので必須アイテム。天候が急変することもあります。
    • 滑りにくい靴: スニーカーや長靴、専用のフィッシングシューズなど、足場の状況に合わせて選びましょう。
    • ウェーダー: 川の中に入って釣りをする場合に着用します。旧北上川でのシーバス釣りでウェーディングしている釣行記録もあります。川の流れがある場所でウェーダーを着用する際は、転倒時のリスクを理解し、安全な立ち位置を選ぶことが重要です。特に梅雨時期は予期せぬ増水もあり得るため、流れの速い場所や深みには注意が必要です。滑りやすい川底では、フェルト底のウェーダーがゴム底よりもグリップ力に優れています。
  • ライフジャケット: 万が一の落水に備え、必ず着用しましょう。国土交通省や漁協も着用を推奨しています。
  • その他:
    • 飲み物・食べ物: 特に夏場は熱中症対策として十分な水分を持参しましょう。
    • 虫除けスプレー: 川辺は蚊やブヨが多いことがあります。
    • タオル、ウェットティッシュ: 手の汚れを拭いたりするのに便利です。
    • ゴミ袋: 釣りで出たゴミは必ず持ち帰りましょう。

北上川水系でのルールとマナー(遊漁券情報も含む)

北上川水系で釣りを楽しむためには、ルールとマナーを守ることが不可欠です。

  • 遊漁券について:
    • 北上川水系(北上川、追波川、旧北上川など)で釣りをする場合、対象魚種によっては遊漁券が必要です。
    • 対象魚種: アユ、ヤマメ、イワナ、サクラマス、コイ、フナ、ウグイ、ニジマス、ウナギ、カジカ、ワカサギなどが遊漁券の対象となります。
    • シーバス、ブラックバス、ナマズ、ライギョ: これらの魚種は一般的に遊漁券の対象外(不要)とされていますが、地域や漁協によって規則が異なる場合があるため、釣行前に確認することをおすすめします。例えば、「turi-post.com」の情報では、北上川・旧北上川のシーバス釣りには遊漁券は不要と記載されています。
    • 料金: 北上追波漁業協同組合の場合、令和6年1月1日より年券5,000円、日券1,000円に改定されています。小学生以下は無料、中学生や肢体不自由者には割引がある場合があります。
    • 購入場所:
      • オンライン: 「つりチケ」などのオンラインサービスで購入可能です。
      • 取扱店: 北上追波漁業協同組合(宮城県石巻市相野谷字旧屋敷181-8、TEL 0225-62-2176)や、一部の釣具店(例:キャスティング泉バイパス店、上州屋など)で取り扱いがあります。石巻市や登米市周辺の釣具店でも取り扱っている可能性がありますので、事前に問い合わせてみましょう。
    • 有効期間・管轄範囲: 購入する遊漁券によって異なります。北上追波漁協の管轄は北上川下流域、追波川、旧北上川の一部を含みますが、詳細は漁協の規則や遊漁券の記載を確認してください。
  • 釣り禁止区域・期間・体長制限:
    • 北上川: 北上大堰の上下流200mは周年釣り禁止です。
    • 旧北上川: 脇谷洗堰の上下流(上流100m、下流200m)、鴇波洗堰の上下流(上流100m、下流200m)、日和大橋から下流は周年釣り禁止です。
    • その他、宮城県の内水面漁業調整規則により、魚種ごとに禁漁期間や採捕可能な全長制限が定められています。例えば、ウナギは全長13cm以下(令和5年12月以降)の採捕は禁止、サクラマスは10月1日から12月31日まで禁漁などです。
    • 詳細は宮城県の公式ウェブサイトや各漁協の情報を必ず確認してください。
  • 安全に関する注意:
    • 天候の急変・増水: 川釣りでは天候の急変に注意し、特に梅雨時期は上流での降雨による急な増水(鉄砲水)のリスクがあります。ダムの放水によっても水位が急上昇することがあるため、サイレンや警報に注意し、危険を感じたらすぐに避難しましょう。
    • 危険な場所: 堰堤周辺、流れの速い場所、深み、滑りやすい岩場、テトラポッド帯などは特に注意が必要です。中州での釣りや休憩も増水時は避けましょう。
    • 夜釣りの注意: 足元が見えにくいため、日中に下見をしておくと安全です。ヘッドライトは必須で、予備の電池も用意しましょう。単独釣行は避け、複数人での行動が望ましいです。
    • 危険生物: マムシ、熊、蜂などの危険生物に遭遇する可能性もゼロではありません。特に草むらや藪に入る際は注意し、熊鈴を携帯する、肌の露出を控えるなどの対策をしましょう。
  • 釣り人のマナー:
    • ゴミは必ず持ち帰る。
    • 駐車場所は地元住民や他の通行の迷惑にならないように配慮する。
    • 先行者がいる場合は挨拶をし、十分な距離をとる。
    • 漁港や河川敷は漁業関係者の仕事場でもあるため、作業の邪魔にならないようにする。
    • 釣った魚で持ち帰らないものは、速やかにリリースする。小さな魚は将来のためにリリースを心がけましょう。

まとめ|6月の北上川下流で最高の釣りを!

6月の北上川下流域は、シーバス、ブラックバス、ナマズ、ライギョといった魅力的なターゲットが豊富で、初心者からベテランまで存分に楽しめるフィールドです。この記事で紹介した魚種ごとの釣り方やポイント、タックル例を参考に、ぜひチャレンジしてみてください。

ただし、最も重要なのは安全管理とマナーです。天候の確認、ライフジャケットの着用、遊漁規則の遵守はもちろんのこと、釣り場をきれいに保ち、他の釣り人や地元の方々への配慮を忘れずに、素晴らしい北上川の自然の中で、思い出に残る一匹との出会いを楽しんでください。

この記事が、あなたの北上川での釣行の一助となれば幸いです。安全に注意して、楽しい釣りをお楽しみください!

ABOUT ME
Shin
釣歴32年のパパアングラーで子供を連れて行ける釣り場やキャンプ場を日々探して巡っています。役に立つ情報満載でブログをお届けさせていただきます(^^♪
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